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『くっついた』などのあかちゃんえほんシリーズ、『まかせとけ』などのはたらくくるまシリーズ、その他『バスがきました』『おしり』など
小さい子が喜んで読む絵本がママ達にも大人気の三浦太郎さん。
待望の最新刊の登場です!

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『おはなをどうぞ』 三浦太郎・作 のら書店・刊

大人の女性も思わず手をのばしてしまいそうなほどラブリーな表紙!
一体どんな内容なのでしょう?
三浦太郎さんにお話を伺ってみました。


■ いつか女の子が登場する絵本を・・・。   

三浦さんの作品の中でも「のりもの」がモチーフになっている(男の子が喜びそうな)絵本が印象にあるからかもしれませんが、今回は女の子らしさが全開の華やかでとても愛らしい絵本ですね。

うちの子は女の子なので、いつか、女の子が登場する絵本が作りたいと思っていました。
私自身はのりものやデザインが好きなのですが、実は、かわいいものも得意なんです。

■ お花をだれかにあげたいな、そう思う気持ちが素敵。   
 
とにかくお花が咲き乱れている場面の鮮やかさ、美しさに目が釘付けになってしまいます。眺めているだけでも心が浮き立ってくるようですね。
本作でお花をテーマに絵本をつくろうと思われたきっかけを教えていただけますか?

後書きにも書いたのですが、スーパーに行くと娘が必ず、
お母さんにあげるからお花を買ってとせがむのです。
子どもはプレゼントをもらうだけでなく、あげたりするのも大好きです。
時にはそれがちょっと気前がよすぎたりなんかして。
お花を見ていて、綺麗だな、だれかにあげたいな、そう思う子ども気持ちが、
とても自然で素敵に感じられたことから、お花をテーマで絵本にしようと思ったのです。

その後書きには娘さんとのこんな素敵なエピソードが書かれています!

<<お花をあげたい気持ち>>
娘といっしょによくスーパーへ買物に出かけます。そのスーパーは入り口のところで少しだけお花を売っていて、娘はそれを見ると毎回、「お母さんにあげるから買ってー!」とせがむのです。
 子どもは、やっぱりお母さんのことが大好きで、好きという気持ちは何かをあげたい、という気持ちになってあらわれるようです。
 生まれて最初にお花をあげたい相手、それはきっとお母さんなのでしょう。子どもにとってお母さんの笑顔は一番の幸せで、とても大切なものなのです。
 そんなこともあって、休日にお花をおもいっきり摘むことのできるところへ行こう! ということになり、南房総へ出かけました。澄んだ青空の下、腕いっぱいにお花を摘む娘はとても満足げで、それを見ていた私もなんだか優しい気持ちになりました。   
(『おはなをどうぞ』後書きより抜粋)

■ 子どもの目線から見た大人は・・・?   

女の子と動物達のやりとりを見ていると、微笑ましかったり、ちょっとハラハラしたり。誰かに喜んでもらうのは嬉しいことだけど・・・。女の子の繊細な心の変化が画面全体から伝わってきます。その表現方法へのこだわりを教えていただけますか?

この本に出てくる動物たちは、子どもを取り巻く大人たちです。
子どもの目線から見ると大人はとても大きく威圧的に見えることでしょう。
そして、大人たちの言葉に喜び、時に不安になったりします。
しかし、最後は子どもにとって一番安心できる場所に帰ることで、
また子どもたちは成長していくことができるのだと思います。

そんな三浦さんの言葉を胸に読み返してみると、自分が子どもだった頃の記憶が重なって蘇ってくるようです。
そして最後の場面ではとても幸せな気持ちになれるのです。きっと子ども達も同じように感じているのでしょうね。


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■ この小さな優しい物語を演出するのは鮮やかな色彩。   

オレンジやピンクなど、色の鮮やかさもとても印象的な本作品。
通常の印刷方法とはちょっと違うとお伺いしましたが・・・。

簡単にいうと版画に近い印刷です。
色同士をできるだけ掛け合わせずに、
そのものズバリの色を印刷しているので発色が良いのです。
このような印刷方法(※)は古い本によく見られます。
色が重なった部分が少し違った色になるのもこの印刷の特徴です。

※ 特色印刷
作り方の工程の説明については複雑になってしまうそうなので、印刷についてのみ
簡単にわかりやすく教えていただきました。


■ この作品をどんな風に楽しんでもらいたいですか?   

子ども達には勿論、大人の方にも喜ばれそうなこの作品。読者にはどんな風に楽しんでもらいたいですか?

子ども向けに作ったのですが、出来上がると大人でも楽しんでもらえるのではないかと思いました。
出産祝はもちろん、誕生日や母の日にお花と一緒にプレゼントするのにもいいと思いますよ。


■ 三浦さんご自身についてお伺いさせて頂きます。   

絵本を制作されていて、一番楽しい時はどんな瞬間ですか?

アイディアが頭の中で浮かぶ瞬間、これが一番楽しくワクワクします。

絵本作家になって良かったなぁと思われた事がございましたら教えて頂けますか?

私はイラストレーター時代に仕事をしていて、分担作業で自分の満足のいく作品を作ることが、
どれだけ難しいかを知りました。
絵本はある程度すべて、自分で決めることができます。それによって大変なことも増えますが、
自分のアイディアをかなり近い状態で、形にできることはとても幸せなことだと感じています。

今後どのような絵本を作ってみたい、作っていきたいと思われていますか?

最近は子どもも大きくなったので少しお話のあるものを作ろうと思っています。
私は子どもと寝る前に絵本を読んでいるので、長いお話は読むのが疲れます。
ほどよい長さのお話。子育てをしているとこれが重要だったりします。

■ 三浦太郎さんからのメッセージです!   

最後に、三浦太郎さんに絵本ナビ読者の方へ向けてのメッセージをお願いしました。

絵本は子どもが読むものだけど、大人が決めて買います。
楽しい絵本が好きな親は、子どもに笑顔になってもらいたい。
優しい絵本が好きな親は、子どもに優しくなってもらいたい。
きっと、そう願っています。
たくさん、自分だけの絵本に出会ってください。

素敵な直筆メッセージも描いてくださいました!

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絵本とまた違った味わい、ちょっと得した気分になっちゃいますね。
ありがとうございました!

三浦太郎さんの作品
三浦太郎さんのHP

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