絵本『オヤジの海』作者さくらせかいさんが遊びに来てくださいました!
絵本『オヤジの海』を出された絵本作家、さくらせかいさんが絵本ナビオフィスに遊びに来てくださいました!
海が大好きなちびっこ少年《コエタロウ》。
波乗りにチャレンジするけれど、いつもいつも「オヤジの波」に乗れないでいます。
何度も何度も失敗をくりかえし、「やめよう」「もうやめよう」と思うのです。
でも…。「最後にもう一度」と、波に向かいました。
迫力満点の波たちは、いったいどんな「オヤジの波」なのでしょう。
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まず、絵がとっても独創的!
色も構図も大胆で、表情も豊かで笑っちゃうほど。
ユーモラスなんだけど、読んでいるうちにほろっとする瞬間があって・・・。
作者のさくらせかいさんはどんな方なのでしょう?

さくらせかい
徳島県生まれ。5歳までは山や川に囲まれた環境に育つ。いろいろなアルバイトや職業に就きながら、カルチャースクール等にてイラストレーション、絵本を学ぶ。スペイン、メディア・バッカ社の『21人の赤ずきん(スペイン文化庁こどもの本準グランプリ受賞)』に作者の1人として参加(2006年)。07年にイラストレーター、絵本作家として独立。2010年1月『いしゃがよい』(福音館書店・こどものとも年少版)で本格絵本デビュー。絵本作品に『オヤジの海』(自由国民社)など。東京都在住。

↑こちらがデビュー作『いしゃがよい』(福音館書店・こどものとも年少版)。
エンさんのこぐ自転車に乗るパンダのファンファン。
この図だけでも何だか面白そう。絵もストーリーもユニークなんだけど、
読んだ後に心が温まる作品です。
続いて発売されたのが、この作品『オヤジの海』です。
コエタロウの前に何度もたちはだかるのが、「オヤジの波」。
乗ろうとして何度も失敗を繰り返すコエタロウ。
それをあざ笑うかのように、ますます大きくなって迫り来る「オヤジの波」。
何度もやめようと思うのですが・・・。
自分自身で乗り越えなくては何も始まらないのです。
この作品を、色々な思いをもとに制作されたというさくらせかいさん。

かつて絵本作家荒井良二さんが講師をされていた絵本スクールで初めて描かれた作品なのだそうです。そのあまりに自由な画風に荒井さんも驚きの声をあげられたとか。
作品を見ながら、驚きのエピソードを披露してくださいました!
何でも、さくらさんが昔サーフィンを始めたばかりの頃、
1人で練習するうちに波に流されて8時間も漂流していた事があるそうなのです!!
サーフボードにつかまりながら「だめかな・・・」とも思ったのですが、
何とか自力で泳いで戻ってこられたそうです。
でも、誰もその様子を見ている人はいなくて、海の家のおじさんに
「練習熱心な若者だなぁと思ってた」と言われたそうで・・・。
自分自身で乗り越える・・・という事を体感されたという経験も
この作品に反映されているのかもしれませんね。
原画を持って来てくださいました!!


写真だとわかりづらいのですが・・・
透明なプラスチックダンボールの素材に描かれているのです。
だから発色も鮮やか。

原画自体に厚みがあります。後ろから色が透けて見えるのは・・・




▲裏側からも絵を描かれているから!とても不思議な感覚です。

かつて、小学校の用務員さんとして長く働かれていた経験もあるそうで、
いつもさくらさんのまわりには子ども達が集まってきて、絵を描いてあげていたのだそう。
不思議と子どもをひきつけてしまいそうな雰囲気を感じるので、
そんな様子がすぐに思い浮かぶのです。




さらさらーと、味のある線でサインと絵を描いてくださいました。
長新太さんを愛してやまないと伺って納得!
本当は他にもたくさん「おもしろエピソード」を披露してくださったのですが、
それはまたの機会にご紹介します。
その持って生まれたユーモア感覚。
今後また生まれてくるであろう傑作が今から楽しみです!

ありがとうございました。

